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春日太一の「雪中行軍な人生」

時代劇・日本映画・テレビドラマなどの研究家・春日太一のブログです。

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ご無沙汰しております。

今回の震災で被災された皆様、心よりお見舞い申し上げます。
私も微力ながら、できる範囲で最大限の支援をさせていただきます。

久々の更新になります。
なんとか元気にやっております。

二月上旬あたりから大小のトラブルが続いて心身ともに壊れ気味になり、
ようやく復活しかけたところで今回の震災が重なり・・・
しばらく心が千々に乱れてしまい、なかなか原稿が進みませんでした。
そのため担当者の方々にも迷惑のかけっ放しで・・・。

今は多少は心を落ち着かせることができ、
執筆活動に戻っております。

これから続々とお知らせすることも増えてまいりますので、
引き続き今後とも当ブログ、ならびに春日太一をよろしくお願い申し上げます。
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二月の告知

「オール読物」3月号に

『「時代劇の京都」は蘇るのか?』

という原稿を書かせていただきました。

いかにして私自身が京都の撮影所に入り込み、
職人の方々と触れ合ってきたかを振り返りつつ、
目の当たりにしてきた京都時代劇衰退の過程を追ったルポになっております。
外から想像する「綺麗ごとの世界」とは一線を画す、
「京都の今」
を感じてただけましたら、と。

どうぞよろしくお願いいたします。

あと、今月から月刊誌「毎日が発見」にて時代劇のレビュー記事を連載します。
短い文字数ですが、
「春日らしさ」だけはこだわってみました。

併せてよろしくお願いいたします。

「二人の軍師」面白かった!

テレ東の新春大型時代劇「二人の軍師」は
久々の「男くさい骨太時代劇」でした。

何より主演の高橋克典が素晴らしい。
あそこまで「時代劇の芝居」が出来る男とは・・・
時間を追うに従って「黒田官兵衛」という男を自分のものにしていった。
特に終盤の「九州掠め取り」に向かっていく表情は
もう熟練の戦国武者そのもの。

もともと身体能力もあって華もある役者だから、
これから殺陣とかにも挑戦したり、
どんどん時代劇に出まくってほしいな。

今年も良い時代劇に出会えますように。

さ、1月3日はいよいよ大本命の登場ですぞ。

スカパーが初めて製作する時代劇「鬼平外伝 夜兎の角右衛門」!
環境のある方は無料で観られます。
これは観ないと損な傑作です。

2010年を振り返る。

2010年は拙著「天才勝新太郎」などなど、
お引き立ていただきましてありがとうございます。

それにしても色々ありすぎた一年でした。
本当に長くて、一生分くらい疲れました・・・。
年頭にいきなり、これまでの人生で一番の喜びと一番の悲しみが
ほぼ同時に来てしまったのをはじめ、
嬉しいことと悲しいことが次々と交互にやって来て。

とにかく公私ともに変化が劇的に凄くて、
まだそのカオスの渦中って感じです。

2011年、仕事に関しては正直いろいろと不安や恐怖が背中に張り付いた感じではあります。

引き続き変わらぬご愛顧をよろしくお願い申し上げます。
 

正月は「夜兎の角右衛門」を観よう

スカパー視聴者の皆様。
正月3日は「夜兎の角右衛門」をぜひ!

http://www.jidaigeki.com/yousagi/

ついに時代劇専門チャンネルが京都時代劇退潮に歯止めをかけるべく立ち上がりました!
みんなで応援しようっ!

ドラマ自体も最高のスタッフと最高のキャストで描く人間の闇に迫る奥深いもので、
「ぬるい話はもうたくさん!」という方々には絶対にオススメです。

あと「最後の忠臣蔵」もヨロシク!
苦しい興行になっていますが、
「これぞ京都の時代劇」という全てが注ぎ込まれた傑作です。

「オール読物」で「新選組血風録」を渾身の大検証!

今日12月21日、「オール読物」新年号が発売になります。

私は「司馬遼太郎の凄味」という特集の中で、
「司馬映像化作品の原点~新選組血風録のリリシズム」という原稿を書きました。

http://www.bunshun.co.jp/mag/ooruyomimono/index.htm

テレビシリーズ「新選組血風録」における結束信二の脚本と原作との違いを検証しながら、
そこに込めた結束信二の「作家としての想い」を浮き彫りにし、
さらにそこから「司馬原作の映像化作品、そして日本の歴史劇はどう変化していったか」にまで言及した、
渾身の1万5千字になっております。

自分で言うのもなんですが、
「天才勝新太郎」以来とも言っていいほど、
全身全霊を込めた、想いのつまった原稿になっております。

寒い季節に魂を熱く焦がしていただける・・・はず。

拙著「時代劇は死なず」(集英社新書)の第一章と併せてお読みいただくと、
時代背景も良く分かり、より立体的に製作状況が見えてくるかと。

今年最後の大仕事、何卒よろしくお願いいたします!

「最後の忠臣蔵」公開!

いよいよ「最後の忠臣蔵」が昨日12月18日に公開となりました。

久々に京都発の本作は、
京都ならではの情緒と手作り感にあふれる仕上がりになっています。
うなるような巧たちの業をとくとご覧ください。

時代劇を愛する全ての方々。
そして
時代劇を食わず嫌いしている全ての方々。
そんな方々に御覧いただきたい傑作映画です。

久々の「映像の行間を楽しむ時代劇」かと。

時代劇に興味のない方でも、
2010年の時代劇界最大の収穫ともいえる桜庭ななみサンの
役柄の成長とともに透明な存在感を増していく女優としての深化過程を見ているだけで、
ワクワクするなにかがあるはずです。

とにかくこれは心から胸を張って推薦できる一本です。
この機会にみなさまぜひ!!
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HN:
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性別:
男性
職業:
著述業
自己紹介:
時代劇・日本映画・テレビドラマの研究家です。

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