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春日太一の「雪中行軍な人生」

時代劇・日本映画・テレビドラマなどの研究家・春日太一のブログです。

夏だ、京都だ、酒だぁ~っ!

京都で次回作の詰めの取材中です。

例年のハードな暑さを覚悟していましたが、
今のところは東京より過ごしやすい感じです。

今日は取材の帰りに京都駅ビルに立ち寄り、
試飲させまくってくれる行きつけの酒販売コーナーに参りました。

で、新たに作り変わった店には酒蔵直営のスペースがあり、
例によって勧められるままに飲みまくったのですが。
ここはキツ目の辛口メインらしくて、実に体に合うんですな、これが。
中でも今朝に出荷したての生酒が抜群でして、
つい購入してしまいました。

もちろん生酒なんで今夜中に飲むべしということで、
デパ地下のタイムサービスで購入した諸々の肴と共にホテルの部屋でガンガン飲んでいるとこです。

これがハードな辛口なのに、
なぜか水のように体に入ってくるんですわ。
大吟醸で辛口。
ええ。「危険な酒」です。

城陽酒造。
http://www.joyo-shuzo.co.jp/

ジュースみたいな甘ったるいツマラン日本酒が持て囃される昨今にあって、
辛口の凄味を再確認させてくれる、
男の酒蔵です!!
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トップの条件

仕事柄、さまざまな「トップ」の方々とお会いすることが多い。

こうした方々にお会いし、お話しをうかがうのが何よりの仕事冥利だったりする。
彼らのたたずまいを見ているだけで、大きな人生勉強になるからだ。

つくづく思うのは「トップ」であり続けている方々の凄味。

ここ一週間でもいくつも素敵な出会いがあり、
心震える勉強をさせていただいた。

たとえば・・・
昨夜、大地監督のイベントでお会いした声優の関智一さん。
ここのところ御世話になりっ放しの菅原俊夫さん。
そして、菅原さんの口から聞こえてくる香取慎吾さん。

どの業界でもトップに長年い続ける方々に共通するのは、「謙虚さ」。
いつも一歩引き、人の言葉に耳を傾け、自ら進んで教えを乞う。
それでいて熱い魂がビンビンに伝わる。

しかもそこに嫌みや押しつけがましさが全くなく、
いつも爽やかに周囲を楽しませる。
だから「次もまたこの人に会いたい」「この人と組みたい」となるんだろう。

その究極の姿が勝新太郎だったりするんだろうけど。

では、自分自身を振り返ると、どうか。

……ううむ……未熟すぎる……

まさかの急上昇

最近フェードアウト気味だった「天才勝新太郎」の売れ行き。
なんと今週になって超急上昇!!!

アマゾンの本総合で最高11位、
そして新書・文庫部門では1位!!!!

正直、何かのミスとしか・・・

と思っていたら、
関西ローカルのテレビ番組「たかじんのそこまで言って委員会」
で取り上げられたみたいですね。

それでも、この急上昇は凄すぎる。

地上波の力を改めて実感した次第でして。
 
京都で御世話になった方々からも
「番組、見たよ」
と電話が続々と。

かく言う自分は見られないんですけどね・・・

とにかく嬉しいです!
次回作のモチベーションが上がってきた!!

素晴らしき職人の世界

「時代劇マガジン」「時代劇は死なず」「天才勝新太郎」と、
この若輩者が京都のベテランスタッフの方々との取材を次々と行っているのを
不思議に思われる方も多いかもしれません。

あまりこういう話を書くのは気恥ずかしい部分もありますが、
気になる方も少なからずおられるようなので、
今回はその裏側を少しだけ御紹介いたします。

私の場合、尊敬する父が職人だったせいもあり、
彼らの仕事を見て、その技術の真髄をうかがうのが好きで仕方ないんですよね。
なので、現場取材の度に、役者はそっちのけで、スタッフさんの動きばかりを食い入るように見てきました。

こういう若者が取材に現れるのが珍しいのでしょうか。
本当に皆さんによくしていただき、
さまざまなことを包み隠さずお見せくださり、そしてお話しいただいてきました。
一見、気難しそうな方々ですが、実は全くそんなことはありませんでした。
それよりも、含蓄に富んだ皆さまのお話し、そしてその芸術的とも言える仕事に
ひたすら感嘆するばかりで。
おこがましい話ですが、「彼らの凄さ、すばらしさをより多くの方に知ってもらいたい」
というのが、私が原稿を書く最大のモチベーションだったりします。
(それが「時代劇マガジン」でのスタッフインタビューや著書第一弾「時代劇は死なず」へと結実し、
今、「時代劇研究家」を名乗らせていただいている次第であります)

たとえば編集技師の谷口登司夫さん。
この方は勝さんに編集の技術、そしてその魅力を伝えられた方です。
私が取材で撮影所に通っていた頃、
谷口さんは映像京都スタッフルーム棟の二階の作業室でフィルムの編集をされていました。
「ここに来たからには、谷口さんの仕事を見ておくべきだよ」
京都での兄貴分・原田眞治監督から勧められ、階段を昇った時のドキドキは今も忘れられません。

二階の部屋で、谷口さんは古い機材を使いながら、フィルムを繋いでいました。
その物凄いスピードで動く手の早さに、私は圧倒され、しばらく茫然と見つめながら、
気が付いたら真後ろで覗いていました。
そして、谷口さんはそのまま作業を進められていました。
「どうしてこんな早くできるんですか?」
唐突に聴いてきた私に、谷口さんは淡々とこう答えました。
「台本が頭に入ってますから」

そのプロフェッショナルな後ろ姿に惚れまして・・・
いつかこの人の話をキチンと取材したい!
そう思いながら、なかなか機会に恵まれませんでした。

チャンスが到来したのは2008年6月のこと。
「勝新太郎」取材を本格化するにあたり、
まず谷口さんのお話しをうかがいたい。
そう思い立った私は、
懇意にさせていただいている映像京都の西村維樹プロデューサーから御連絡先をうかがい、
さっそくにオファー。
そして、谷口さんから二つ返事で御承諾をいただきました。

6月10日の昼過ぎに、
谷口さんから御指定いただいた太秦の大映通りの喫茶店「カプチーノ」で待ち合わせをし、
そのままインタビュー取材へ。

谷口さんのお体の具合は決して良くはなさそうでしたが、
それでも100分以上、かなり際どい部分までお話しいただきました。
「天才勝新太郎」に登場する谷口さんのエピソードは、その時のものです。
原稿の流れ上、どうしても入れられなかったエピソードもいくつかあります。
「時代劇マガジン」が復活したら、完全版のインタビュー原稿を掲載させていただきたいな、
などと思っていたりもします。
(ただ、時間が時間でしたので、隣席のオバチャンたちの声がけたたましく、
後で録音テープを書き起こすのには苦労しました)

その後の取材への全面バックアップもお申し出いただき、谷口さんは御自宅へ帰られました。

「勝プロが潰れた原因は僕にもある」
そう語られる様子には、今も続く勝さんとの強い絆を感じました。

つい先日も「天才勝新太郎」の重版を電話にてお伝えしましたところ、
「おめでとう!」と晴れやかな声で心から喜んでいただきました。

こうしてお世話になった皆さまからリアクションをいただけるのが、何よりの喜びだったりします。

こう思い出話を書いていますと、また京都に行きたくなってきました。
三月はガッツリ取材といきますか!

再起動!

よく役者さんがインタビューで
「大熱演した後は一年くらい休養して役を抜く」
とか話しているのを聞きますよね。
でも、一般人である私には、この「役を抜く」というのが全く理解できませんでした。

が、今はよく分かりますよ~。

実を言うと。
「天才勝新太郎」の執筆にあまりに入魂してしまったため、
第一稿を書き上げた昨年10月上旬からずっと、
自分の中から「勝新太郎」が全く抜けなかったんです。

その結果、文章が全く頭に浮かばない、
パソコンの前に座っても全くやる気は起きない、
という、完全なスランプでした。

勝が座頭市から離れられなくなったように、
それを書く私自身が今度は勝から離れられなくなった、といいましょうか。
また、それが実に心地よいんです・・・。

何という魔性でしょうか・・・。

「ミイラとりがミイラになる」
ということの恐ろしさを身を持って実感しました。

文春の担当編集者サンは「本が発売するのを見れば、スッと消えますよ」
と言ってくれたものの、全く状況は変わらず・・・。

やはり、執筆後も中途半端にダラダラと仕事を続けたのが失敗でした。
役者さんたちのように、スパっと休養して、体内から勝新を抜くべきだった、と。
しかも年末から2月中旬にかけて仕事でもプライベートでもトラブル続きで、
正直、ボロボロでした。

ただ、最近、いくつものトラブルが次々と解決の方へ向かいつつあり、
気温の上昇もあいまって、よく眠れるようになりました。

で、昨日あたりからでしょうか。
ようやく、自然と頭に文章が浮かぶように。
やる気も急上昇してきました。

まずは細かい文章仕事をリハビリも兼ねてこなした後、
いよいよ次回作に取り掛かります!

大ヒット御礼!


御好評いただいております拙著「天才 勝新太郎」ですが、

おかげさまをもちまして、

3刷目決定となりました!!


この不況のさなか、この無名の物書きの著作をお買い求めいただき、
感無量です!

このブログのタイトル通り、
八甲田山の雪中行軍の如き先の見えない過酷な毎日でしたが、
これで少し報われたような気がしております。

皆さま、本当にありがとうございましたっ!!

いざ鎌倉!


まだ少しばかり気は早いですが・・・

来たる2月6日(土)に鎌倉建長寺にて開催される時代劇専門チャンネル主催イベント
「第二回 時代劇寺子屋」の最終確認となる打ち合わせを昨日終えました。

計4時間に及ぶトークイベントだけに、台本も資料もドッサリ。
しかも人生初の進行役!

さらに眼前には3人の大御所先生たちと200人近いお客さん・・・

無事に帰還できたら、ホントに自分をほめてやりたい。

人見知りの激しい、引きこもりだった10~20代の自分が嘘のようだ・・・
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男性
職業:
著述業
自己紹介:
時代劇・日本映画・テレビドラマの研究家です。

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