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春日太一の「雪中行軍な人生」

時代劇・日本映画・テレビドラマなどの研究家・春日太一のブログです。

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2009年を振り返る

この一年の「出来事」を振り返ってみます。


1月
・「時代劇は死なず!」刊行特需で仕事が一気に増える。好調なスタート。
・「時代劇専門チャンネル」HPの「大河ドラマアーカイブス」にて
<ミスター大河>大原誠氏にロングインタビュー。

2月
・引き続きの忙しさに加え「刑事マガジン」もガッツリと。

3月
・久々の京都長期取材。物凄い充実度。
勝新太郎関連の取材も大枠が終了。
・かむゐさんとの映像制作プロジェクトがスタート
・ただ月末から胡散臭い「出版プロデューサー」につかまり暗雲が……

4月

・インチキ「出版プロデューサー」にハメられる。
・自由が丘の時代劇講座も最悪の結末。
・著書第二弾の企画はなかなか通らない。
・そして下旬からは仕事がパッタリ。

5月
・相変わらず仕事がパッタリ
・札幌ツアーを今年も開催。
神威岬で死の恐怖に直面するも余市で復活。
・歯に激痛。治療開始。ミニスカのナースに萌える。
・映像プロジェクト本格化。

6月
・日大所沢で講義開始。
二十歳前の学生たちの意外な熱心さに驚く。
・S社と著作の企画が始動
(あ、こっちの方が動き始めは先だったのか・・・)
・浅草に素晴らしいトンカツ屋「フジヤ」を発見
・映像プロジェクトはよもやの「八甲田山」状態に突入。

7月
・S社の原稿用取材のため、毎日のように小田急沿線を往復。
・さらに文春新書に「勝新太郎」企画に乗っていただく。

8月
・引き続きS社の取材。
かなりの超大物たちからのインタビューに成功。
・選挙戦に夢中に。
・月末から「勝新太郎」企画の無茶なスケジュールがスタート。

9月
・「勝新太郎」企画で詰めの京都取材敢行。
・そして雪中行軍の如き執筆へ。
・缶詰と編集I女史からの容赦ないダメ出しを繰り返しながらの狂気の日々。

10月
・ついに「勝新太郎」書き終える。
が、ここからの直しがまたハードで・・・何とか乗り切る
・CS「お台場お笑い道」が打ち切り。
理由がチン◎の出し過ぎというのが、いかにもあの番組らしくていいが、
月に一度の楽しみが消えたのは大きい。
もっと品のないバラエティ番組が見たい!

11月

・週末三連続で地方遠征。
第一週:福井⇒敦賀⇒京都
第二週:福岡⇒熊本
第三週:石和温泉
・すぐにS社の企画にとりかかるも、バーンアウトに悩まされはじめ、進まず。
・江古田で日大の講義開始。
イマイチなスタートも二回目以降で盛り返す。

12月
・ひたすらバーンアウトと格闘。そして敗北
⇒心身ともに調子が悪化⇒静養
⇒S社の担当にはご迷惑をおかけします・・・
・新たなマッサージ師と出会う
・突然の「八甲田山」ブーム



ちなみに年初に立てたマニフェストは次の4つ
1.本を書く
2.営業活動の拡充
3.所得倍増計画
4.プライベートは自重

で、それぞれの到達度を検証すると・・・

1⇒
これは、まあ書きましたよ。
ただ年初は「4冊」とか無茶なこと言ってたんですよね。
それでも「天才 勝新太郎」という4冊分の濃密な1冊が出来たということで。
到達度75%

2⇒
これは大幅に後退。
あえてそうしました。
3月にインチキ野郎につかまったのを契機に自重へと方針を転換しまして。
今年の仕事は量ではなく質にこだわろう、と。
その結果、文春とS社という新たな版元様との繋がりが出来たのは大きい。
間に入ってくれたM氏のおかげをおいて他にない。
到達度70%

3⇒
これは酷い。
4~6月はとにかくヒマだったし(呪われてるのかと本気で思ったほど)、
下半期は著作の取材やら執筆やらに追われ、
逆に原稿依頼をを断ることも・・・
あと何といっても「時代劇マガジン」が発刊されなかったのも痛かった。
到達度マイナス??%

4⇒
これは今年も完璧!
到達度100%!!


2009年の総評:
4、5月の絶望的なまでのヒマさと
1~3月の忙しさ、7~11月の壮絶さ・・・
短い間にいろいろあったというか、
なんかもう数年分を過ごした感じの激動さ加減で参りました。
まあ、総じて成功の一年と言えますかね。
とりあえず物書きとして何か手ごたえをつかめたのは間違いない。
いろんな意味で大きなステップアップができたような。
にしてもプライベートの話が全くないな・・・
事情があって書けないんじゃなくて、ホントに書くネタがなかったりする。
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こだわりの手帳

先ほど2010年のスケジュール帳を購入しました。
091230_184316_M.jpg




モレスキン社の朱色版。


鮮やかなカバーに魅かれてこの7月に高田馬場「チクホウ」で購入以来、
やたらスカスカだったスケジュールが一転、
次々と仕事で日程が埋まりだしたという「魔法の手帳」。

まるで、この真新しいスケジュール帳を埋めるために仕事が決まっていくような・・・。
ということで、来年もこれで行こうと。

人生初の「ゲン担ぎ」です。

でも、なかなか馬場に行く機会がなくて。

それでも神保町やら新宿やらはよく行くから、
まあどこかで入手できるだろうと高をくくったんだけど。

意外と全くどこにも置いていないのよね。
大手の書店にも文具店にも。
まあ、他の高橋やら博文堂やらの値段に比べて3倍するというのも大きいんでしょうか。

で、今日ようやく馬場に行ったところ、棚の片隅にポツンと二つだけありました。
すかさずゲットして一安心。

帰宅して早速、年明けからのスケジュールを入れていきました。

来年も今年同様にスケジュールが埋まるといいなあ、
とムシのイイことを思いつつ。

無念は湖の底へ?


一部の方は御存じでしょう(というよりは、かなり迷惑をおかけしているかもしれん)が、

私のなかでここ一週間ほど突然「八甲田山」ブームが巻き起こってしまいまして。

DVDを買い、毎日のように映画をヘビーローテーションで見まくり、
新田次郎の小説を枕元に置いて眠る前に必ず目を通すのは当然ながら、

持ち前の研究者熱に火がついたと申しましょうか。
史実や周辺情報、詳しい事実関係など、とにかく掘り下げまくってまして。

油断すると「八甲田山」の話ばかり忘年会やら打ち合わせやらで始め、
ことあるごとにその状況や登場人物に例える始末で・・・・・

そんな過程で気になる情報を得ました。

つづきはこちら

『天才 勝新太郎』刊行

2010年1月20日に著書『天才 勝新太郎』
文春新書より刊行になります!

http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784166607358

406469f0.jpg
おそらく史上初めての勝新太郎の一生を追いかけた評伝かと。

世間で喧伝される「豪傑」イメージを一新する、
「製作者として」「アーティストとして」の勝新太郎像に迫りました。



映画製作に命を賭けた男の栄光と挫折を描いた、
狂気ほとばしる渾身のノンフィクションです。

ぜひともヨロシク!

トークショーのお知らせ

元の映像が紛失して幻の作品となっていた大河ドラマ「草燃える」。

時代劇専門チャンネル様とNHK様の尽力により、
大河史上最高傑作の呼び声もある作品の全話発掘に成功しました!

そして、2月より時代劇専門チャンネルでの全話放送を記念しまして、
鎌倉・建長寺にてトークショーの開催が決定!!

「草燃える」の裏側に興味がある方はもちろん、
大河ドラマファンの方々、
春日のテンパった様子を見たい方々……
かなりオススメのイベントになります。

詳細は以下の通りです。

~~~~
時代劇寺子屋シリーズその弐
「大河ドラマ『草燃える』はこうして創られた」

日時:2010年2月6日(土)

会場:建長寺(鎌倉)

出演:
話し手
・大原誠さん(演出家)
・滝田栄さん(俳優)
・中島丈博さん(脚本家)

聞き手
・春日太一

内容:
午前の部(10時30分~12時30分)
⇒時代設定、原作選び、キャスティング……
「草燃える」を例に大河ドラマが生まれるまでの過程を紐解いていきます。

午後の部(14時~16時)
⇒俳優・脚本・演出それぞれの立場で「草燃える」を作るため、
当時どんな戦いがあったのかを振り返り、作品の魅力を掘り下げていきます。
(午前午後の連続受講も可)

受講料:
1講義⇒1500円
連続受講⇒2講義で2500円

お申込み:
12月21日より時代劇専門チャンネルHPにて
http://www.jidaigeki.com/terakoya/

お問い合わせ:
時代劇専門チャンネル
03-5549-2214

~~~~

大御所の方々(一人は本当に大御所を演じた方!)相手に4時間の超長丁場……
なんとか喜んでいただけるよう精進します。

ふるってご参加ください!!

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春日太一の「雪中行軍な人生」

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HN:
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性別:
男性
職業:
著述業
自己紹介:
時代劇・日本映画・テレビドラマの研究家です。

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