拙著
『仁義なき日本沈没〜東宝VS東映の戦後サバイバル』が
いよいよ発売になります。
15日には早いところは店頭に並んでいる模様です。
軽く内容を紹介しますと・・・
・「昔はよかった」という時の「昔」と「今」の分岐点を、
正月に「仁義なき戦い」が、年末に「日本沈没」が公開された73年とし、
そこへ向けての映画史を追いました。
・舞台は東宝砧と東映太秦という東西の撮影所。
それぞれの製作事情と配給・興行のせめぎあいを俯瞰しながら、
映画人たちがどのように戦後を生きたのかを書いております。
・第一章は東宝争議と東映の設立、
第二章は東映時代劇と黒澤時代劇の対決、
第三章は東映・岡田茂と東宝・藤本真澄の斜陽期戦略の比較、
第四章は「仁義なき戦い」「日本沈没」それぞれの製作背景
・第五章は「今」の日本映画のシステムを決定付けた「日本沈没」以降の東宝「改革」の中身と影響を、
その推進者でもある松岡功・東宝名誉会長への取材を中心に書いております。
そんな感じで256頁の中にかなりの内容を盛り込みました。
マニアな方はもちろん、これから旧作邦画に詳しくなりたい方にも
映画史の入門編として分かりやすく書いたつもりでおります。
なにとぞ、よろしくお願いいたします!!!!!
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