時代劇・日本映画・テレビドラマなどの研究家・春日太一のブログです。
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はじめまして。「なぜ時代劇は滅びるのか?」を拝読しました。
幼少期より時代劇を見て育った人間としまして、ここ数年(いや15年?)の時代劇と謳っている映画やドラマの撮影技術や、オリジナリティ、または演技への熱の低さに寂しい思いをしており、昔は時代劇好きと思っていた自分が、今では時代劇ときいても食指が動かないようになってしまいました。ですので、春日さんの辛口に突っ込んだお話に大変頷かされる部分も多く、かつて自分が見てきた時代劇を懐かしく思い起こしておりました。
しかし一つお聞きしたい点がございます。私個人としましては、1990年代前半頃にたくさん制作されていた娯楽味溢れる時代劇群も立派な時代劇世代の一つだと思うのですが、春日さんのお話にはかなり昔の時代の作品についてのお話が多く、この辺りの作品または制作者のお話にはほとんど触れてらっしゃいませんよね?春日さんはこの時代の時代劇についてはあまりお好きではないのでしょうか?
私個人としては、1990年代前半頃に放送されていました所謂娯楽時代劇は、かつて全盛期と言われ、当時の子供達をも虜にした「チャンバラ映画」の流れを汲む、それこそ高齢者だけのものではない時代劇の時代だったと思っています。私自身がその時代は子供でしたが、毎日のように放送されていたそれらの時代劇を楽しみに拝見しておりましたし、同世代の友人たちも同じで、学校での話題も時代劇の話が尽きないほどでした。
この辺りについてご意見をお聞かせいただければと思います。長文乱文にて失礼致します。