時代劇・日本映画・テレビドラマなどの研究家・春日太一のブログです。
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「草燃える」の検証作業を終えました。
いや、これはホント物凄い大河ドラマです。
最高傑作の一本といって過言ではないでしょう。
最終回のラストカットの虚無感にしばし唖然。
ここまで容赦なく人間を追いこむことが出来るとは・・・
誰ひとりとして幸福な人間がいない・・・
殺すのも殺されるのも、全ては礎を築くための自己犠牲。
善とか悪とか正義とか、そんな安っぽい論理では割り切れない人間の業の理不尽さ。
歴史を作るってそういうものかもしれませんね。
二月からの時代劇専門チャンネルでの<奇跡の一挙放送>は絶対に見るべし!
一番お気に入りは梶原景時の死ぬ間際のセリフ。
「鎌倉自体が壮大な徒労だった・・・」
当初、二月六日の建長寺での時代劇寺子屋イベントが計4時間にも及ぶと知った時は
「さすがに無茶だろ・・・」
と途方に暮れましたが、今は違います。
講師の皆さまから、あれも聞きたい、これも聞きたいのオンパレード。
逆に4時間では足りないんじゃないか、という気すらしています。
↓イベントの詳細↓
http://jidaigeki.no-mania.com/Entry/2/
イベントも放送も、どちらも乞うご期待です!!