今日12月21日、「オール読物」新年号が発売になります。
私は「司馬遼太郎の凄味」という特集の中で、
「司馬映像化作品の原点~新選組血風録のリリシズム」という原稿を書きました。
http://www.bunshun.co.jp/mag/ooruyomimono/index.htm
テレビシリーズ「新選組血風録」における結束信二の脚本と原作との違いを検証しながら、
そこに込めた結束信二の「作家としての想い」を浮き彫りにし、
さらにそこから「司馬原作の映像化作品、そして日本の歴史劇はどう変化していったか」にまで言及した、
渾身の1万5千字になっております。
自分で言うのもなんですが、
「天才勝新太郎」以来とも言っていいほど、
全身全霊を込めた、想いのつまった原稿になっております。
寒い季節に魂を熱く焦がしていただける・・・はず。
拙著「時代劇は死なず」(集英社新書)の第一章と併せてお読みいただくと、
時代背景も良く分かり、より立体的に製作状況が見えてくるかと。
今年最後の大仕事、何卒よろしくお願いいたします!